不確実な時代に、「運ぶ」の価値を進化させる
― 商用モビリティソリューションカンパニーへの変革 ―

いすゞ自動車は、日本の自動車産業の黎明期から100年以上にわたり、世界の「運ぶ」を支え続けることで、社会と産業の発展に貢献してきました。私たちには、「運ぶ」を支える責任と矜持があります。長年にわたり培ってきた“安心”への信頼は、私たちの大きな強みです。


これまで当社を支えてくださったお客さま、パートナーの皆さま、株主・投資家の皆さま、地域社会の皆さま、そして社員をはじめとするすべてのステークホルダーの皆さまに、心より感謝申し上げます。


現在、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。カーボンニュートラルへの対応、電動化や自動運転といった技術革新、物流構造の変化、さらには地政学リスクや労働力不足など、不確実性はこれまでになく高まっています。


いつの時代も、「運ぶ」に関わるさまざまな課題を解決していくことが、私たちの使命でした。社会や物流を取り巻く環境が大きく変化する今、これまで築いてきた“安心”への信頼を次の時代へとつないでいくために、私たちはその強みを礎としながら、“斬新”な変革を通じて新たな価値を創造し続けていきます。


このような時代に企業に求められるのは、短期的な最適解を追うことではなく、揺るがない判断軸を持ち、変化の中でも着実に前進し続けることです。私たちは、「ISUZU ID」をその判断軸とし、中期経営計画「ISUZU Transformation(IX)」のもと、「商用モビリティソリューションカンパニー」への進化を進めています。


これは単なる事業拡大ではありません。「運ぶ」を進化させることで、社会や物流の課題解決に貢献し、新たな価値を創造していく挑戦です。その実現に向けて、経営と現場、国内外のグループ会社、パートナーの皆さまと力を合わせ、いすゞグループ一丸となって取り組んでまいります。


私たちは、その中で三つの点を重視しています。
第一に、お客さま価値を起点とした事業モデルの変革。
第二に、グローバルでの成長を支える商品・地域・サービスの最適なポートフォリオの構築。
第三に、多様な人材と組織の力を最大限に引き出し、変化に機動的に対応できるチームの強化です。


また、社会課題の解決は一社だけで成し遂げられるものではありません。私たちは、これまで進めてきたアライアンスやパートナーとの協働をさらに深化させ、対話を通じて価値を共創してまいります。


いすゞはこれからも、「運ぶ」を支えるという使命を果たしながら、その新たな価値を創造し続けてまいります。社会にとってなくてはならない存在であり続けるために、私たちは力を結集し、変革を着実に進めてまいります。


今後とも、皆さまの変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

代表取締役 取締役社長CEO
山口 真宏