自動運転トラックの事業化目標
物流業界では、人手不足やドライバーの高齢化が進む中、輸送能力の低下や輸送コストの上昇、配送リードタイムの延伸などの問題が発生し、今後、これらの問題はさらに顕在化してくることが見込まれます。こうした社会課題の解決を図る上で、自動運転ソリューションの果たす役割は極めて大きいと考えています。いすゞグループは2027年度の自動運転レベル4トラック事業の開始に向けて、ドライバーの労働制約に縛られない柔軟な自社物流モデルを確立し、その価値を早期に社会へと還元してまいります。
幹線輸送トラック事業化に向けた実証
2026年1月より自社部品物流ルートで事業化の実証を開始しました。いすゞロジスティクスの岩舟パーツセンター(栃木県栃木市)~中部部品センター(愛知県一宮市)間に、Applied Intuitionとの共同開発車両である大型トラック「ギガ」を投入し、補給部品を実荷として搬送しています。
自動運転車両の運行はもちろん、荷主となるいすゞロジスティクスによる荷役作業(荷積み・荷下ろしなど)も行うなど、より実践的な実証を通じて、自動運転物流の実現に向けたノウハウの蓄積を図ります。
本事業実証を通じ、物流事業者にとって最適な自動運転物流モデルの構築を目指します。
自動運転事業化のイメージ
中部部品センターと岩舟パーツセンターを結ぶルートのうち、部品センターから高速道路の所定のサービスエリアまでは、ドライバーが乗車し、有人運転で運行します。サービスエリアでドライバーが降車し、無人運転に切り替えた後、トラックはサービスエリア間を自動運転レベル4で走行します。高速道路を降りた後は、再びドライバーが乗車し、部品センターまで自動運転レベル2で運行します。
将来的には、拠点間の全ルートにおいて自動運転レベル4での無人走行を実現することを目指しています。