いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長CEO:山口真宏、以下「いすゞ」)は、水素を燃料とする燃料電池(FC)路線バス「エルガFCV」を本日より発売します。いすゞとして初となるFCバスの市場投入により、国や自治体のエネルギー政策やバス事業者のニーズに応じたゼロエミッション車両のラインアップを拡充し、公共交通のカーボンニュートラル化に向けて貢献していきます。

燃料電池路線バス「エルガFCV」
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燃料電池路線バス「エルガFCV」

エルガFCVは、いすゞとトヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:近健太、以下「トヨタ」)が共同開発した大型FC路線バスです。エルガFCVは、2024年発売のBEV※1フルフラット路線バス「エルガEV」をベースに、いすゞが車体の企画・開発・設計を、トヨタがFCシステムの開発をそれぞれ担当しました。

 

近年、カーボンニュートラルの実現に向け、公共交通分野においても地域ごとのエネルギー政策や市場ニーズに応じた多様なゼロエミッション車両が求められています。水素を燃料とするFCVは、走行中にCO₂を排出せず、水素充填時間が短いことから、高稼働が求められる路線バス運行に適した選択肢の一つです。いすゞは、エルガFCVの投入により、BEVに加えFCVという新たな選択肢を提供し、お客さまの多様なニーズに応えるとともに、公共交通のカーボンニュートラル化および水素社会の実現に貢献していきます。

 

エルガFCVは充填した水素をFCスタック内で空気中の酸素と化学反応させ、その際に発電した電力でモーターを駆動して走行します。FCスタック最高出力113kW、高圧水素タンク157L×3本を搭載し、約10分※2で水素充填が可能です。BEVの課題の一つであるエネルギー充填時間を大幅に短縮できることに加え、走行中にCO₂を排出せず水のみを排出し、またBEV同様に振動・騒音が少なく環境負荷の低減にも貢献します。さらに、FCシステムと高圧水素タンクを屋根上へコンパクトに搭載することで、エルガEV同様、車内フロアのフルフラット化による高いバリアフリー性を実現しています。

 

いすゞは、中期経営計画「ISUZU Transformation - Growth to 2030(IX)」において、マルチパスウェイ(全方位)の考え方のもと、カーボンニュートラルソリューションの提供を推進しています。今後も、多様な動力源による商品ラインアップを通じて、お客さまとともに持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。

主な特長

【環境性能】

  • 水素と酸素の化学反応により発電し、走行中はCO₂を排出せず、水のみを排出

【安全性】

  • 自車前方の歩行者・自転車を検知し、ドライバーへ通知する安全装置「フロントブラインドスポットモニター」を装備
  •  DSM※3と連動するEDSS※4を装備。ドライバーに異常が発生した場合は車両を減速・停車させ、停車後は自動でパーキングブレーキを作動し坂路でも安全を確保
  • 車いすワンタッチ固定装置(オプション)を設定し、乗客および運転士の車椅子の乗降および固定作業の負担を軽減

 

【利便性】

  • 約10分*2の水素満補填により、高稼働が求められる路線バス運行に対応
  • 外部給電機能を搭載し、災害時などの非常用電源として活用可能

【主要諸元(代表車型)】

項目

内容

車両型式

ZBC-LV828LA

全長×全幅×全高

10,545×2,485×3,440mm

ホイールベース

4,990mm

モーター

交流誘導電動機

モーター最高出力

220kW(110kW×2)

モーター最大トルク

970N・m(485N・m×2)

FCスタック最高出力

113kW

高圧水素タンク

157L×3本

駆動用バッテリー

リチウムイオン電池(88kWh)

水素充填時間

約10分※2

航続距離

300km以上※5

最小回転半径

7.9m

※1 電気自動車(Battery Electric Vehicle)
※2 水素ステーションの能力により異なります。
※3 ドライバーステータスモニター(Driver Status Monitor)
※4 ドライバー異常時対応システム(Emergency Driving Stop System)
※5 気温・乗車人員・車速等により変動します(いすゞ調べ)。

以上

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