EVision Cycle Conceptとは

EVision Cycle ConceptはCNの新たな選択肢として、いすゞグループが提案するバッテリー交換式ソリューションです。車両とバッテリーの分離運用により、様々な社会課題の解決が期待できます。本ソリューションをベースに実証用の車両やバッテリーステーションの開発を進めています。

バッテリー交換のイメージ
拡大
バッテリー交換のイメージ

バッテリーEV(BEV)の普及にあたっては、充電時間の短縮や車両価格の低減、バッテリーの再利用といった課題を乗り越える必要があります。EVision Cycle Conceptでは、車両からバッテリーを分離して交換方式にすることで、車両価格の抑制と施設側の充電時間の集中を回避することができます。いすゞは、これらの課題を解決するソリューション、すなわちEVision Cycle Conceptとして、バッテリー交換をスムーズに行うステーションと、これに対応するバッテリー交換式EV車両の2つを提案しています。 

バッテリー交換式ソリューションの実証実験

現在進行している主な実証実験をご紹介します。

コンビニでの配送

いすゞと株式会社ファミリーマート、伊藤忠商事株式会社、横浜市は、バッテリー交換式「エルフEV」をファミリーマート約80店舗への商品配送に使用する実証実験を、2025年11月より横浜市内で開始しました。

 

24時間営業のコンビニエンスストアへの配送は昼夜問わず連続して行われるため、車両の高い稼働率が求められています。一方で、配送用トラックの電動化には充電に伴うダウンタイムが大きな課題です。
そのため、短時間で満充電のバッテリーに交換できるバッテリー交換式車両の活用が有効な解決策とされています。

塵芥車(ゴミ収集車)

いすゞと横浜市は、バッテリー交換式EV塵芥車(ごみ収集車)の実証実験を6月より、横浜市内で開始。塵芥車の走行に使用する駆動用バッテリーを、収集したごみを圧縮する架装物の動力源として併用する使用環境において、バッテリー交換式EVの実用性と安定稼働を検証します。

 

塵芥車は、決められた時間帯に特定の地域やルートを走行するため、1日の走行距離を計画しやすく、また、ごみ収集作業は早朝での住宅地や生活道路で停車・発進を繰り返すため、低騒音のバッテリーEV(BEV)と親和性が高いと見込んでいます。一方で、塵芥車のEV化は、走行用の電力供給に加え、架装物にも電力を供給して稼働させるため、より多くの電力を消費してしまう課題があります。
ごみ収集エリアをルート走行しながら、収集作業を安定して稼働させるには、短時間で電力充填ができるバッテリー交換式車両が有効な選択肢のひとつと考えています。